日本のVALORANT競技シーンにおいて、常にトップレベルの存在感を放ち続けてきたプロeスポーツチームが「FENNEL」です。FENNELは2026シーズンに向けて、VALORANT部門の大幅なロスター強化を実施し、再び世界を見据えた挑戦をスタートさせました。本記事では、FENNELの概要をはじめ、2026シーズンの選手・コーチ陣の紹介、そしてチームとしてのプレイスタイルや魅力について詳しく解説します。
プロeスポーツチーム「FENNEL」とは?
FENNELは2019年に設立された、日本を代表するプロeスポーツチームです。Crazy Raccoonが設立された翌年に誕生し、競技力の高さはもちろん、eスポーツを軸としたカルチャーやビジネス展開にも力を入れており、日本のeスポーツシーンを多角的に牽引する存在として知られています。
高い競技実績を誇るトップチーム
FENNELは複数のeスポーツタイトルで部門を運営しており、すべての部門で国内最高水準の競技成績を収めています。中でもVALORANT部門は、日本国内の公式大会で複数回の優勝実績を持つトップチームで、2024年には2年連続日本一を達成し、世界大会への出場も経験しています。
競技にとどまらない多角的な事業展開
FENNELの強みは競技力だけではありません。
- 大会運営事業:eスポーツ大会ブランド「FFL」を展開し、国内外の大会や学生大会などを主催
- アパレル事業:DIESEL、WIND AND SEAなどの有名ブランドとコラボレーションを実施し、eスポーツとファッションを融合
- ストリーマー・エンタメ事業:元プロ選手や人気ストリーマーが在籍し、強固なファンベースを形成
チーム全体のSNS総フォロワー数は480万人超、YouTube総再生回数は7億回以上と、発信力の高さも大きな特徴です。
VALORANT部門のロスター
FENNELのVALORANT部門ロスターは以下の通りです。
メインプレイヤー(選手)
既存の主力選手であるAace、Halsに加え、IGLや海外経験者を積極的に補強したロスターで、2026シーズンに臨みます。中でも戦術面の中核を担うAnthem選手の加入は、大きな注目を集めています。
Aace:チームの精神的支柱
日本トップクラスのフィジカルと、常に冷静な判断力を併せ持つFENNELのコアメンバーです。撃ち合いの強さだけでなく、ラウンド全体を俯瞰して状況を整理できる高いゲーム理解度が持ち味です。2026シーズンではチームリーダーとしての役割を担い、インゲームでの判断だけでなく、試合の流れが悪い場面でも動じないメンタル面での支柱としてチームを牽引します。FENNELの安定感を象徴する存在と言えるでしょう。
Hals:進化を続ける万能プレイヤー
Aaceと並び立つFENNELの双璧であり、圧倒的なポテンシャルを秘めたプレイヤーです。高いエイム力と柔軟なロール適性を兼ね備え、チームの戦術幅を大きく広げる存在です。2024年シーズンで掴んだ「チームワークの本質」を武器に、2026シーズンではより完成度の高い連携プレイと判断力を発揮することが期待されています。個人技とチームプレイを高次元で両立する、FENNELに欠かせない存在です。
Anthem(加入):日本屈指の司令塔IGL
Pacificリーグでの実戦経験を経て加入した、日本屈指のIGL(インゲームリーダー)です。マクロ視点での試合運びと、ラウンドごとの明確なプランニング能力に定評があります。冷静かつ論理的なコールによってチーム全体を統率し、FENNELの戦術レベルを一段階引き上げる存在として期待されています。試合展開を読む力に優れた、2026シーズンのキーマンの一人です。
CLZ(加入):帰還した勝負強きリーダー
かつてFENNELを支えたリーダー兼IGLが、Pacificリーグでの経験を糧に再びチームへ復帰しました。長年トップシーンで戦ってきた経験から生まれる、安定感と勝負強さが最大の武器です。重要な局面でも冷静さを失わず、チームに安心感をもたらす存在として、再びFENNELを頂点へ導く役割を担います。経験値という面で、若手とベテランをつなぐ重要なピースです。
GangPin(加入):圧倒的火力を誇る韓国籍プレイヤー
国内競技シーンで長年その名を轟かせてきた、韓国籍の実力派プレイヤーです。名門「T1 Academy」での経験に裏打ちされた、精密なエイムと高い撃ち合い能力を誇ります。個人の火力で局面を打開できる存在であり、FENNELの攻撃力を飛躍的に向上させる存在として期待されています。世界基準のフィジカルをチームにもたらすキープレイヤーです。
コーチ・アナリスト陣の盤石な体制
選手層だけでなく、コーチングスタッフの充実度もFENNEL VALORANT部門の大きな強みです。
Euler:勝利を知るヘッドコーチ
国内外の大会で数々の優勝を成し遂げてきた、日本を代表する名将です。2022年にはFENNELのVALORANT GC部門を率い、アジア大会優勝・世界大会ベスト8という快挙を達成しています。国内での圧倒的な勝負強さと、世界大会での経験を併せ持つ指揮官として、チームを世界基準へと導く存在です。
sieg(加入):戦術構築の要
ZETA DIVISIONでのアナリスト・アカデミーコーチ経験を経て、Delightのコーチとして2025シーズンに国内3位へと導いた戦術家です。相手分析や戦術設計に優れ、Eulerとともに新生FENNELの戦術構築を担うキーパーソンとして活躍が期待されています。細部まで作り込まれた戦略面は、FENNELの大きな武器となるでしょう。
nolozy:分析のスペシャリスト
「Crest Gaming Zst」「SCARZ」など国内強豪チームでアナリストを歴任してきた分析の専門家です。データ分析だけでなく、選手一人ひとりの理解度が高く、メンタル面やプレイ面のサポートにも定評があります。
FENNELのプレイスタイルと魅力
近年のVALORANT競技シーンでは、単純なフィジカルだけでなく、「判断力」と「戦術の再現性」が勝敗を大きく左右します。
戦術理解度の高いチーム
FENNELはIGLを中心に、ラウンドごとの明確な勝ち筋を設定し、情報量を活かした人数有利の作り方や、無理をしないリテイク・引き際の判断を徹底しています。この論理的で再現性の高いスタイルにより、「調子の波が少ない」「BO3・BO5といった長丁場の試合でも崩れにくい」という強みを持っています。
IGLを軸にしたマクロ重視の試合運び
Anthem、CLZといった経験豊富なIGL陣が在籍している点は、2026年ロスター最大の武器と言えるでしょう。相手の守備に応じた攻めの切り替え、エコラウンドでの最小損失判断、試合全体の流れを読むラウンド選択など、勝率を高めるための最適解を積み重ねるマクロ力が際立っています。
世界基準のフィジカル×安定感
Aace、Hals、GangPinといった選手陣は、安定したエイム精度、撃ち合いにおける判断スピード、無駄なデスの少なさを共通の強みとして持っています。特にGangPinの加入により、「戦術で作った有利を確実に撃ち切る火力」が加わり、FENNELの攻撃力は大きく底上げされています。
最後に
2026シーズンのFENNEL VALORANT部門は、完成度の高いロスターを構築しています。「Path to Champions」という新たな道が開かれた今、FENNELは国内優勝にとどまらず、世界大会制覇を現実的な目標として掲げています。日本VALORANTシーンを追ううえで、2026年のFENNELは絶対に見逃せない存在と言えるでしょう!

