「リーグ廃止ってどういうこと?」「日本チームはどうなるの?」と、VCT 2027の大幅な変更に戸惑っている方も多いのではないでしょうか。今回の改変によって、これまでの大会構造やチームの挑戦ルートが根底から見直され、競技シーン全体に大きな転換期が訪れようとしています。
ファンにとっても観戦スタイルが変わる重要な節目です。この記事では、発表された変更点をもとに、今後の大会スケジュールや制度設計の要点をわかりやすく整理してお届けします。
VCT 2027では長期リーグ戦を廃止しトーナメント主体へ
新シーズンからは、これまで続いてきた長期リーグ戦がなくなり、年間を通してトーナメント中心の大会形式へと大きく変化します。試合の結果が次の大会出場へダイレクトに直結するため、これまで以上に一戦ごとの重みを感じられるシーズンになりそうです。
消化試合がなくなり、どのマッチも見逃せない緊張感に包まれます。ここでは、新たに導入されるVCT Cupsの概要と、今後も継続して運用されるパートナー制度について詳しく解説していきます。
レギュラーシーズンはどうなる?
従来のレギュラーシーズンに代わり、各地域で「VCT Cups」が年に2回開催される運びとなりました。Americas、Pacific、EMEA、CNの4地域で年間8大会が組まれ、Riotスタジオや特設会場を用いたLAN形式で熱戦が繰り広げられます。
参考サイト:VALORANT Esports 公式サイト
各大会は週末の決勝イベントで締めくくられ、上位の成績を収めたチームが世界大会へと駒を進められます。Kickoffも開幕戦として継続するため、大会を勝ち上がる興奮をダイレクトに味わえる構成です。
パートナー制度は2027年以降も継続
大会の形式が新しく変わっても、パートナー制度が完全に撤廃されるわけではありません。Riot Gamesは2027年から、新たな2年間のパートナーシップサイクルをスタートすると発表しています。
パートナーチームには年間基本報酬や限定アイテムの収益分配、予選後半から参加できるシード権などを付与する方針です。主要3地域では8チームがKickoffへ直接進出でき、運営と競技の両面で手厚いサポートを受けられます。
オープン予選から世界大会を目指せる
新フォーマットでは、非パートナーチームにもオープン予選からKickoffへ勝ち上がり、世界最高峰の舞台を目指せるルートが用意されます。パートナーチームであってもすべての大会への出場があらかじめ約束されているわけではなく、直近の成績によって出場枠を争う仕組みです。
ここからは、Kickoffの出場枠の内訳やCupsへの進出条件、ロスター変更時にポイントを維持するためのルールについて紹介します。
パートナーの出場も成績次第
Americas、Pacific、EMEAのKickoffは、パートナー8チームと予選突破4チームを合わせた計12チームで争われます。各地域の上位3チームがMastersへの切符を手に入れる構成です。
パートナーチームであっても以降のVCT Cupsへ自動で出場できる保証はなく、好成績を残して次の出場権を掴み取らなければなりません。もし早い段階で敗退した場合はオープンプレイオフへ回り、再び予選から勝ち上がる必要があります。
ポイントが維持できる新ルール
新たなレギュレーションでは、オープンチームやストリーマー主導のチームであっても、スターティングメンバー5人中3人が残留していれば、それまでに獲得したポイントと大会の進行状況をそのまま維持できます。
つまり、シーズン途中に最大2人までのメンバー交代を行っても、積み上げた実績をリセットされる心配はありません。コアメンバーさえ維持できれば戦力を柔軟に強化できるため、新興チームにとっても年間を通して挑戦しやすい環境が整っています。
オープンチームへのサポート強化
新制度では、オープンチームがKickoffやVCT Cupsなどの上位大会へ勝ち進んだ際、順位賞金とは別にまとまった固定報酬を受け取れる仕組みが新設されます。
さらに、MastersやChampionsといった世界大会では移動にかかる旅費の全額支援も用意されており、資金面の負担を減らして競技に打ち込めるのが魅力です。ここでは、大会ごとの具体的な支給額や年間賞金総額、遠征サポートの詳細について見ていきましょう。
ステージ別の固定報酬
オープンチームが上位大会への進出を決めた段階で、規定の固定報酬を獲得できます。支給額はKickoffやVCT Cupsで10万ドル、Mastersで20万ドル、Championsでは40万ドルに設定されました。
この報酬は順位に応じた賞金とは完全に別枠となっており、出場権を得ただけで受け取れる仕組みです。さらに、女性部門の世界大会に進出した非パートナーチームに対しても、追加で10万ドルのインセンティブが支給されます。
世界大会の旅費も支給
固定報酬のほかに、年間600万ドルを超える高額な賞金プールが準備されています。MastersやChampionsなどの大舞台へ挑む際には、Riot Gamesがチームの渡航費や宿泊費を全額サポートする方針です。
さらに、Cupsへの進出が決まったチームにはビザ取得や移動手配に必要な費用も早い段階で届けられます。遠征にかかる金銭的なハードルを取り払うことで、規模の小さなチームでも安心して世界へ挑戦できます。
まとめ
VCT 2027では従来の長期リーグ戦から短期決戦のトーナメント制へと移行し、VCT Cupsを軸にしたわかりやすい年間スケジュールへと進化を遂げます。オープン予選枠の拡大により、すべての意欲あるチームに世界大会への扉が開かれる形となりました。
固定報酬の新設や遠征費用の全額補助など、挑戦者を後押しするサポート体制も万全です。実力さえあれば誰でも頂点を目指せる新時代が幕を開けます。今後は各地域の詳細な日程や具体的な出場枠など、公式からの続報を逃さずチェックしていきましょう。

